今日はブラジルと日本の文化の違いpart4です。
『振る舞いの違い』と『プロパガンダ』について
考えてみたいと思います。
Contents
振る舞い
日本では少し遠慮することが美徳というか、
あたりまえになっている所がありますね。
「こう言いっても、きっとこう返ってくるだろう」的な風習といううのかしら。
例えば、知り合いのお家に遊びにいったら、
「お行儀よくしていなさい。」と言われて育ってきていますから、
正座を崩すのだってやっとの思いです。
でもブラジルでは、例えばお客さんがきたとします。
日本語でも英語でも
「どうぞお気兼ねなくおくつろぎ下さい。」とか
「Make yourself at home.」みたいな言葉を
かけられると思うんですが、
ブラジルではポルトガル語でも「Fique a vontade.」と言う言葉が同じ意味
であるんです。
ですが、その言葉をかけるまでもなく、
既にソファーにすわってくつろいでる感じです(笑)。
この間、お兄さん夫婦が我が家に遊びに来てくれたんですが、
姿が見えなくなったと思ったら、
思い切りソファーでくつろいでました。
それがブラジルではいいことなんですよね。
遠慮する方がかえってよくない。
遊びにいったら思い切り楽しんでいいんですよ。
プロパガンダと忍耐力
日本では日本人は我慢強くて、
ブラジル人は「能天気であんまり悩まない」
みたいなプロパガンダというか、イメージが
大なり小なりあると思います。
私がこちらに来て感じたこと。
それはブラジル人って、すごい我慢強いということです。
役所に行っても、あっち行け、こっち行けと言われたり、
1回2回で思っていた手続きができないなんて
当たり前。だからこそ、ハプニングに対しての
免疫力が高いんですね。
普通だったら、気が狂いそうな経済状況でも、
なぜか生きていけるタフさというか、
メンタル的にもフィジカル的にも強い。
本当にそう感じます。
環境の厳しさ
生きていく環境としては日本のように整っていないし、
バリアフリーなんてほとんどないですから、
高齢者の方や体の不自由な方には
すごく不自由で暮らしにくい環境であることは違いないんです。
ですが、生きていかなきゃいけないから、そのための
精神力というのかしら、半端ないくらいブラジル人の方が
強靭なものがあるように感じます。
政府に守ってもらえないから、自分でなんとかするしかない。
先日も、いつも通る道を車で通っていたら、
すごく渋滞していたので、
「事故かなにかあったかな?」と思って外を見ていたら、
先頭を車いすの人が手で車輪を押しながら、
大きな道路を渡り終える所でした。
平らな道ならともかく、大通りとはいえ
ガタガタの道だったので、なかなか簡単には
進めません。
他の人が手を貸そうとしても、ことわっていたくらい。
毎日そこを通っている貫録が伝わってくるんです。
その人にとってはいつもと変わらぬ日常なんですね。
ブラジルと日本の文化の違いはこちらも参考にしてみてください。
まとめ
ブラジルと日本の文化の違いPart4、
いかがでしたでしょうか。
「やっぱりブラジルおもしろいわ。」
と感じる今日この頃です。