何事もふりかえってみると、何かしらの予兆というんでしょうか。
発端があるものです。
手術を受ける前までにどんな治療を受けたか長い腰痛との関係を
治療方法と共に振り返ってみたいと思います。
ぎっくり腰と初めての整形外科通院
私が初めて「腰が痛い！」感じたのは20歳の頃でした。
当時の仕事はアパレル関係で、時折、新作の商品が段ボールで
大量入荷されました。
女性ばかりの職場で、それらの重い段ボール箱をバックヤードに運び
3段に設置されているラック棚に持ち上げて置くという作業がありました。
勤めはじめて数カ月したころ、腰に違和感を感じるようになりました。
そしてある時を境に、違和感から『腰が痛い』と感じるようになりました。
棚卸の時に確かに『グキッ』っという変な音がしたんです。
いわゆるぎっくり腰です。
まっすぐ立っているだけで辛い。
そして整形外科に初めて通院しました。
この時の腰痛の原因は、はっきりしていて、
『無理な姿勢で重たいものを動かしたから』という理由でした。
さすがに痛みがひどかったので、この状態はまずいと思い、１カ月ほど
整形外科に通うようになりました。
当時は薬の服用と軽いマッサージを受けるというものがメインでした。
初めてのコルセット
通院を始めて何回か経過した頃、はじめてコルセットを
作ってもらうことを経験しました。
来ていた洋服をずらして立ったまま、
腰にサランラップをグルグル巻かれ、
セメントのようなものを塗られました。
作ってもらってなんなんですが、
まだ当時は20歳ですから、型を取る時が
恥ずかしくてしかたがなかったです。
人の出入りする所で作業が始まったので、
もう少しデリカシーがあったらよかった
ように思います。
その後の経過
痛みの方は、整形外科に通院し、簡単な
ストレッチをしたり、飲み薬や湿布、
コルセットの着用の効果もあり、その時は
痛みは次第に治まっていきました。
コルセットもつければいいというものではなく、
ある程度痛みが和らいだら、取り外さなければいけません。
ずっとつけていると、腰回りの筋力が衰えて
いってしまうのです。筋力をつけることが大切です。
しかし、人ってくれぐれも調子がいいもので、
痛みが治まるとすっかり体操や予防のことへの
関心も薄くなってしまうんです。
この頃は、まだ少し腰痛を軽く見ていたかもしれません。
治ると同時に、ストレッチの方法が書いてある
用紙はどこかへいってしまいました。
初期の腰痛段階の注意点
くれぐれも重い物を動かす時は、膝をしつかり曲げることです。
すでに腰痛持ちのあなたななら、コルセットをつけて両膝を曲げること。
足はまっすぐで腰から曲げるなんてことは絶対してはいけません。
もう腰痛を経験したあなたならわかると思いますが、
腰痛を繰り返すうちに、痛みが起こりやすくなってしまいます。
痛みを味わったことのある人にしかわからない
腰の痛みの辛さ。
でも、本当の激痛といえる痛みは、
この時は私もまだ知りませんでした。
まとめ
もしあなたが仕事でどうしても重い物を
運ばないといけない場合は、お気の毒ですが、
仕事の職種をかえることも視野に入れた
方がいいと私は思います。
自分の体は自分がいたわってあげない限り、
誰も気にかけてはくれません。
怪我をしたり、腰を痛めても現実は厳しく、
一生、会社が面倒みてくれるわけでもありません。
健康であった頃の体に戻れないからこそ、
お伝えしたいことは、
まだ軽い段階なら、是非筋力をつけることです。
体にメスを入れる前に、レーザー手術やオペの前には
まだまだ出来ることがあるんです。
体の姿勢に気をつけることやイスに座る時には足を組まないとか、
座るときに負担がかからないようにする。
あるいは、寝るときに腰が痛いなら寝具を工夫してみるなどです。
無理のない範囲でトライしてみてください。
◇ヘルニアと腰痛シリーズの記事はこちら↓◇
→海外生活で気をつける健康～椎間板ヘルニアと腰痛～Part１
→海外生活で気をつける健康について～椎間板ヘルニアと腰痛～Part3
→海外生活で気をつける健康～椎間板ヘルニアと腰痛～Part4
→海外生活で気をつける健康～椎間板ヘルニアと腰痛～Part5
→海外生活で気をつける健康～椎間板ヘルニアと腰痛part7更新しました。
