海外で生活している身として、つねに気をつけなくてはならないことがあります。
それは健康管理のことです。
なぜかというと、管理人である私は、
日本のような社会保障に今は加入できない身だからです。
日本を離れるとき、スーツケースの荷物を入れる際、
真っ先に入れたものが計4つの『コルセット』や『骨盤ベルト』でした。
そして最近、気になることはこの先、
一生自分の体とどう上手くつきあっていくかです。
先日、しばらく忘れていた腰の鈍い痛みがあらわれ、
過去の記憶が鮮明に思い出されました。
あなたがもし腰の痛みに悩まされているならば
数年前に行った私の手術経験が
なにかの役に立つかもしれません。
その時のことについて書こうと思います。
『腰痛』をつづるきっかけ
幸い健康な体で母に生んでもらいました。
しかし、10年前に無理な過労勤務がたたり、
ストレスによる急性胃炎に2度おそわれ、
2度目の時には同時に『突発性難聴』を併発してしまいました。
その時は、自分の耳から聴力を失う日がやってくるのではないかという恐怖を味わいました。
幸いにして最悪のケースを免れることができました。
人間というのはすぐにあったことを忘れる生き物なんですよね。
治ったあと、再び休みなく働いた代償として、
勤務中に動けなくなり、とうとう椎間板ヘルニアで
まったく歩けなくなりました。
その期間は半年間に渡りました。
つらかったあの時期。
「また、歩けるようになるの?」
という不安との葛藤。
痛みもさることながら、それ以上に辛かったのは
欲しい情報が見つからなかったことです。
それからもう一つ。
私の父は今病院のベッドの上にいます。
昨日6時間かけてガンの摘出手術を行ったところです。
今の私には遠くから無事でいてくれることを祈ることしかできません。
どんな病気でもなったときに初めて、健康の尊さを思い知らされます。
同時に、そんなときには精神的にも苦しみ追い込まれてしまうのです。
そんな時に参考になるのが、経験者の話です。
同じ痛みを体験した人の話を聞くことによって、
なにかしら気づかされることがあるかもしれないのではないかと思いました。
そんなことがきっかけとなり、
ブログに綴ろうと思いました。
治るまでの半年間の道のりを書くことで、
もしかして現在苦しんでいる人、
今読んでくださっているあなたの病気の痛みや
孤独感や苦しみが少しでも軽くなって楽になったら
いいなと思います。
ヘルニア発症から手術までの経緯
休みをろくに取れず働き続けたその代償として、
勤務中に突然激痛が走り、立ち上がることができなくなりました。
タクシーを呼んでもらい二人の人に担がれて、
タクシーに放り込まれ、すんでいるマンションに
ついたのですが、家の中まで入るのにもはいつくばる
ようにしてやっとの思いでエレベーターに乗りました。
玄関から家の中に倒れ込むと廊下を報復前進しながら
部屋の中央まですすみました。
今思えば救急車を呼ぶべきだったんですよね。
なんとしても。
でも、救急車呼ぶのすら遠慮してしまう気の弱い人だっているんです。
ましてやその日は病院に行きたくても行けなかった。
1人で起きあがれないんですもん。
電話まで手が届かなかったですし。
夜中に暗闇の中、今まで体験したことのない
激痛が走りあまりの痛みにたえきれず、
「誰か殺して!」と叫んだあと自分の口からでた
言葉に驚き涙があふれました。
翌日職場の上司に電話をして、友人に車で迎えに来てもらい
病院に行くことができました。
病院について初めて車いすにのり、診察室へはいるやいなや
「どうして救急車でこなかったんだ!」と先生に
叱られました。
その日は背中に大きな注射を打たれ、
MRI検査をしてすぐにオペをすることは
できないといわれました。
しばらく治療で様子をみることになったのです。
そこからはじまったさまざまな治療。
そして仕事にも行けなくなりました。
社会から取り残されてしまったような
今まで味わったことのない孤独感。
注射の効果もあり、10秒間立ち上がれるようになりました。
10秒でも1人でトイレに行けたり、できることが増えました。
しかしすぐに激痛が走り、しゃがみこむことになります。
結果として、その後、
私はレーザー手術3回行ったあと、外科手術を行うことになります。
◇ヘルニアと腰痛シリーズの記事はこちら↓◇
→海外生活で気をつける健康について~椎間板ヘルニアと腰痛~Part2
→海外生活で気をつける健康について~椎間板ヘルニアと腰痛~Part3
→海外生活で気をつける健康~椎間板ヘルニアと腰痛~Part4
→海外生活で気をつける健康~椎間板ヘルニアと腰痛~Part5
→海外生活で気をつける健康~椎間板ヘルニアと腰痛part7更新しました。
まとめ
椎間板ヘルニアのこれからの治療方法で迷いがあるなら、
私の経験を参考にしてそれから考えてみてもいいのではないかと思います。
外科手術の前に他の方法で治らないか試してみて、
それでもだめだったら最終手段に踏み切るという風に考えてみてはどうでしょうか。
→作業療法士と共同開発した腰サポーター