授業の様子を聴講しました。
今日は日本語を勉強する外国人大学生の中でも
ブラジルの大学生についてご紹介したいと思います。
ブラジルの大学と学生の様子
大学にくるといつも、とてもパワーを感じます。
今日はブラジル政府の打ち出した新しい政策により、
大学運営のための資金削減案に反対するデモを
行っている生徒が大勢いました。
もう少しで授業がなくなるところだったようです。
日本以上に学歴社会のブラジルでは、良い仕事につくためには、
大卒あるいは院卒でなければなりません。
なりたい自分に近づくために勉強に励む人、天才はだで
自分の才能や得意分野において実力を発揮しようと
研究に励む人や、社会人になってから、再び学ぶことを
選択した人など、いろいろな人が強い信念をもって
集まるところなので、きっとパワーを感じるのでしょうね。
授業の様子と学生の特徴
学生は時間通りにきたり、ゆるい感じでバラバラ教室に入ってきたり。
というのも、今日の授業が行われる教室がいつもと違っていたから
見つけるのが大変だったようです。
授業を受ける学生の様子は、ノートを中心に取る人や、
自分のパソコンを持参して、授業用のテキストをスクロール
しながら眺めながら授業を受ける人、友達と小さな声でコソコソ
しゃべる人、といった感じでこのあたりは日本の大学となんら
かわりがなく感じました。
日本から一番遠い国であるブラジルで、日本語に興味を持って
いる学生は、日本のアニメが好きで日本が好きになったり、
日本の文化に興味を持っていて日本語を学ぶ学生や、日系4世
など日本人の血を受け継いでいる人も多くいます。
また私はブラジルにきて驚いたことが、日本語が話せる
授業の内容
事前に渡されているテキストの内容にそって行うのですが、
今日学習するテーマは地図をもとに、タクシーの運転手さんに
「道案内をする」という設定でした。
2人ペアになって、どんなきっかけからどこに行くのかを
会話形式で作文し組み立てるというものです。
順番に自分たちが考えたストーリーをみんなに聞こえるように
読みあげていきます。
中には”効果音”まで用意している生徒もいたりして、
なかなか手がこっていました。
発表が終わると、最後にみんなから質問があり、その質問に
答えるという流れです。
日本人として受けた質問
授業の後半から、ゲストとして参加して、自己紹介をしたあとで、
質問されたり、質問したりしました。
- ブラジルは好きですか?
- ブラジルの料理で何が好きですか?
- ポルトガル語でどんな言葉が難しいですか?
- ポルトガル語のどんな言葉が好きですか?
- ブラジルのスイーツは好きですか?
などという質問をうけました。
皆日本に興味があって勉強している皆さんなので、
とても熱心にきらきらした目で話を聞いてくれました。
まとめ
その昔、日本からの移民が多く移住しているブラジルだからこそ、
ブラジル人の「日本人のこと」について知っている内容は
おそらく日本人が知っている「ブラジル人のこと」よりも数倍か
それ以上かもしれません。私ももっとブラジルをはじめ、他国に
関心をもって自国のことを知りかつ他国を知るべきだと今日は
強く感じる一日になりました。