先日、身の回りの物や家具を買いたいと思い
スーパーと家具屋さんを、何件かはしごして回りました。
移住や留学を考えている方は、ブラジルの今の物価が
どれくらいなのか食料品はいくらくらいなのか、
すごく知りたいはずですよね。
私も日本にいるときにすごく知りたいと思ったんですが、
情報や紹介しているところがなかなか見当たらなかったので
わからないまま来ることになってしまいました。
今日はあなたのために、ブラジルの広告をお見せしようと思います。
ブラジルのインフレ率
ブラジルのインフレの歴史は長く1994年に
18.57%というインフレ率を記録後、
1995年に22.41%、ここ数年のインフレ率は
平均6%前後です。1994年から2013年までのデータ
では、20年でなんと157%上昇しており、
年平均は7.8%ととなります。
ブラジルではなにが高いのか
電化製品や家具、車に不動産、家賃など、
どれをとっても高いです。ブラジルの通貨はレアル
ですが、電化製品は、TVや冷蔵庫、洗濯機は
高額で、機能的には電子レンジのみの仕様でも、
セールで出ていたパナソニック製のものが
499レアル約1万6千円くらいでした。
日本でなら、電子レンジのみの機能なら1万円
以下の数千円で買うこともできる物が出回っていますよね。
レンジとオーブン機能付きの物が日本で
買える金額で、ブラジルではレンジ機能だけの
ものが同じ価格で買えるという現実です。
さらに、ブラジルではオーブン機能のみの
ものが、同額の499レアルで出回っていました。
両方の機能を1台で出来る物は高すぎて
手がでないので、やむなくレンジとオーブンと
2つ買うとすると、金額も倍、置き場所も倍、
必要ということになります。
ブラジルの物価をレアル為替レートで日本と比較 食料品
食料品で比較をしてみましょう。例えば、お米。
5kgのお米が広告では、「12.98レアル」
とありましたので、先日海外送金した際の
ブラジル銀行での為替レートで計算して
みたいと思います。
2016年9月30日にブラジル銀行から送金した際の
円からレアルへの為替レートは約32.67円でした。これで計算すると、約424円になります。
この広告にのっているお米は、かなりお安いお米だと思います。
だいたいよく見かけるのが5kgで15レアルくらいです。
お肉はは、チキン1kgが4.99レアルとあります。これも丸ごと1羽の値段は重さで変わるので、
4kgなら19.96レアルで、約652円になります。チキンは丸ごと1羽で買うのが一番お値うち
で、カットしてある状態でパックされて売られているものは値段が一段と高くなります。
例えば鳥のむね肉が扱いやすくカットされて売られているものだと量も少なくて
8レアルとか、9レアルで売っています。日本のむね肉やささみの激安店ほど
安くは買えないですね。ちなみにこの広告の値段はすごく安くなっていて、
通常1kgあたり5.9レアルでお店で売っていますので約193円になります。
家具の値段について
広告にはリビングソファセットが約3000レアル(約98010円)とか、ベッドがセミダブルで
約1800レアル(約58806円)、クイーンで約2300レアル(約75141円)とありました。
ちなみに日本人の世帯平均所得が年440万くらい。月のサラリーが30万円くらいといいます。
ブラジル人の所得は職種により大きな差があり、日本の1/4~1/10くらいです。
それでこの値段が付いているので、このような家具を買える人は、ある程度、裕福な暮らしを
している人と言えます。貧富の差は日本以上に開きがあるのがブラジルの現状です。
買い物をしていると必ず物乞いの人が近づいてきます。
まとめ
日本とブラジル収入格差はこんなにあるのに、
物価は日本と同じかそれ以上です。
なぜ暮らしを維持出来ているのか、いまだに
なぞは深まるばかりです。
一つ言えることは、夫婦共働きは
当たり前で、そうしなければ暮らしを維持して
生きていけないということです。
→ブラジルと日本の時差について(ここが変だよブラジルのサマータイム)を更新しました。